正月明け、疲れた胃腸に。『八宝粥』

正月明け、疲れた胃腸に。『八宝粥』

年末年始、ごちそうを食べ過ぎて、胃もたれ・食欲不振・身体が重い・やる気が出ないなど、胃腸からくる不調はありませんか?

穀類や豆などを煮込み、栄養豊富で消化が良く、胃腸に優しいお粥で、疲れた胃腸を休めましょう。

新年のお祝いの意味をこめ、縁起が良いとされる「八」にちなみ、はと麦、もちあわ、黒米、もち米、なつめ、小豆、落花生、ぎんなんなど8種類の材料を使い甘く煮込むのが一般的ですが、お好みの材料で大丈夫です。

今回は、もち米・小豆・黒豆・緑豆・ハトムギ・ハスの実・ナツメむき栗・クルミ・ユリを使いました。

【材料】

もち米 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1/2カップ

小豆 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1/3カップ

黒豆 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1/3カップ

緑豆 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1/3カップ

ハトムギ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1/3カップ

ハスの実・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20個

乾燥ナツメ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 5~6

クルミ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 20g

むき栗 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5~6個

ユリ根 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1個

水 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10カップ

※材料や分量は目安です。お好みで調整してください。

【作り方】

①小豆・黒豆・緑豆・ハトムギ・ハスの実は水に浸けて一晩おく。(ハスの実は芯がある場合は取り除く)

②①の材料と水を鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら蓋をして弱火で40分ほど煮ます。

③もち米を洗って②に加え、弱火で蓋をしてさらに1時間煮る。途中2~3回、鍋底にくっつかないように静かに混ぜます。

④豆類の皮が割れ、全体に粘りが出ていたら、小片に分けて洗ったユリ根と、ナツメ・クルミ・むき栗を③に入れます。(水分が足りなければ足す)

⑤10分ほど煮て、ゆり根に火が通っていたら完成です。

お好みで、甘味を足したいときは氷砂糖を加えて。または、塩少々を加えて、素材本来の甘味を楽しんでみてください。

一年の始まり。食べ物のもつチカラで、おいしく食べて体調を整えましょう。

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漢方スタイリスト・国際中医薬膳管理師 山部文子